
部屋のインテリアにはいろいろなものがありますが、最近は和風なものよりも洋風の雰囲気が漂っているものが好まれます。
この傾向は、住宅にも反映されていると言っても良いかもしれません。
昔ながらの畳が敷かれている和風の部屋はそれほど多くなく、たいていの住宅では、5部屋あるうちの1部屋だけが畳が敷かれており、それ以外の部屋はフローリングになっている可能性が高いです。
3つしかない部屋であっても1部屋だけ畳が敷かれていると言うケースがあり、場合によってはどの部屋も畳が一切存在していないと言うことがありフローリングだけで占められている場合もあるわけです。
このような流れになっているのは、1つの理由として建築材料を削減するためかもしれません。
例えば6畳間があった場合に、その部屋にたたみを6枚しくよりも、フローリングを敷き詰めた方が安く仕上がると言う理由があります。
金額としてはフローリングも無垢材などを利用していれば別ですが、合板と呼ばれる複数の板を合わせたフローリングを利用すると、畳の半分程度の料金で済ませることができます。
そして多くの住宅ではこの合板が使われており、コスト削減には役立っているのは間違いのないところです。
このような流れから、基本的に和風のものよりも洋風のものが置かれる部屋が多く、ベッド等で寝ている人も少なくないでしょう。
同時に、カーテンなどが多様化されています。
和風住宅であれば麩などがあり、それで外からの音や光等を遮ってきました。
またプライバシーの観点からも、窓のところに襖があることにより外から中が見えなくなっています。
もちろん中から外も見ることができませんが、プライバシーの観点から言えば外から見られないだけで充分役割を果たしていると言えるわけです。
しかし、このふすまとカーテンと言うのは非常に相性が悪く、襖を閉めたとカーテンを閉めている家と言うのはあまりありません。
もし襖を利用するならばそれは必要なく、そうでなければこれが絶対に必要なものになると行っても良いかもしれないです。
では、カーテンとベッドと言うのは、どのように合わせたら良いでしょうか。
基本的にどちらも同じ色にすると言うのも良いですが、あまり派手な色だとそこの部分だけ浮いてしまいますので、よほど工夫しないと難しいです。
洋服のファッションでも、派手にする人と言うのは実はバランスが非常に難しく、センスが問われるところです。
それよりも地味な色でまとめた方が、誰が着ても似合いますし、そもそもバランスの悪さと言うものはあまりありません。
このように考えると、自分自身で部屋のセンスがないと感じるならば、どちらも地味な色にしてみるといいです。
アイボリーやウッドブラウンなどを用いる事で、それらに対応できますがあまりカーテンのウッドブラウンと言うものはありませんのでやはりアイボリーなどに統一してみるのが良いかもしれません。
もちろんそれぞれ別の色にしてみても良いでしょう。
別の色にする場合には、統一感はなくなりますが、どちらかが目立つような関係にあるよりもどちらも地味な関係の方が体のバランスが取りやすいです。
最終的には好みの問題になりますので、結局その人が好きな色を使えば良いと言うことになりますが、センスと言う点で言えばまとまりが強調されるところになるでしょう。
うまくまとまっていれば問題ありませんし、まとまっていなければバランスが悪いと言うことになり改善の余地があるところです。
もしその辺がわからなければ、プロフェッショナルな人に直接指導してもらうと言うのも1つの方法です。
こだわりがあればプロフェッショナルの人もそれに付き合ってくれるかもしれません。